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APS-C用広角レンズのおすすめはどれ?|広角レンズのすべてを解説!

広角レンズのおすすめ

2本目、3本目のレンズに広角レンズを買おうか悩んでいませんか?

「撮れる写真はレンズで決まる」というようにレンズによって撮れる写真は大きく変わってきます。

広角レンズをつかうことで、今までの標準レンズや望遠レンズとは一味も二味も違った写真が撮れるようになるんです。

この記事では、広角レンズでどのような写真がとれるか、広角レンズのメリット・デメリットを詳しく説明してきます。

最後におすすめのレンズをまとめて紹介するので、レンズの購入を迷っているひとに必ず役に立つ内容になっています。

気になっているレンズのとこだけでもいいので見ていってください。

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ぼくは、最近は常に広角レンズにドはまりしています。

はじめに広角レンズについて解説をしているので、レンズの詳細・比較を見たい方はスクロールで飛ばす、もしくは目次からスキップしてください。

広角レンズでとれる写真

まずは、ぼくが実際に広角レンズを使用してとった写真をご覧ください。

  • 使用カメラ:EOS80D
  • 写真加工:Adobe Lightroom Clasic
  • 各種設定:画像下に記載

(画像を圧縮して画質が低下している点は目をつむって見てもらえればと思います。)

  • 撮影場所:角島大橋
  • 設定:ISO100, 11mm, f,8.0 SS 1/1600

 

  • 撮影場所:厳島神社
  • 設定:ISO100, 20mm, f16, SS 1/200

 

  • 撮影場所:奈良県
  • 設定:ISO100, 11mm, f2.8, SS 1/4000

 

  • 撮影場所:ルクア大阪
  • 設定:ISO200, 10-20mm, f8.0, SS 3.2″
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広角レンズのメリット

どのような写真が撮れるかは例を見てもらえれば分かったと思います。

だいたいのイメージはつかめましたか?ここからは広角レンズのメリットについていくつか話していきます。

(※この記事では35㎜換算で24㎜以下の超広角レンズを広角レンズと表記しています。)

広角レンズ唯一のデメリット

メリットを紹介する前に1つだけデメリットがあるのでそれについて解説します。

広角レンズのデメリット、それは歪曲収差が目立ちやすいことです。

歪曲収差(わいきょくしゅうさ)

 直線が曲がって写るレンズの欠点。歪曲収差には外側へ曲がる樽型と、内側へ曲がる糸巻き型があり、ズームレンズでは広角と望遠の両端でそれぞれの歪曲収差が見られる。

出典 カメラマンWeb

歪曲収差とはレンズの歪みことで、広角レンズでは特に真っ直ぐなものが弧を描いたように曲がってしまう樽型歪曲収差が目立ちやすくなっています。

対策としては、水平線に対して水平にカメラを構えることで目立ちにくくする方法が一般的です。

真っ直ぐに撮りたくても歪んでしまう。

ダイナミックに撮れる

デメリットを理解したところで広角レンズのメリットを見ていきましょう。

まず1つ目はダイナミックにとれることです。

厳島神社の写真をみてもらうとわかりやすいですが、とても迫力がある写真になっていますよね。

これは、広角レンズで撮影することで鳥居の大きさや風景の広がりがより強調されているからです。

広角レンズはほかのレンズにはない広がりと力強さを表現できるレンズです。

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とくにローアングルからの撮影はデメリットの歪曲収差を利用してダイナミックさを倍増させてくれます。

パースペクティブ効果がある

次はパースペクティブ効果があることです。

パースペクティブ効果とは遠近感のことで、近くの被写体はより近く、遠くの被写体はより遠く写る効果です。

1枚目の角島大橋の写真を見てもらえばわかりますが、手前はより近く、奥はより遠く表現されています。

肉眼で見るよりも遠くに感じられるため広がりを強調でき景色の広さ、雰囲気をいかした写真になります。

遠近感が強調される

全体にピントが合う

全体にピントが合うことをカメラ用語をつかうと「パンフォーカス」です。

広角レンズの特長としてそこまで絞らなくてもパンフォーカスになりやすいという点があります。

パンフォーカスになる目安はF5.6~F8程度です。

全体にピントが合うことで全体的にシャープかつ広がりのある写真に仕上がります。風景をとるときにはもってこいですね。

全体にピントが合うことで風景写真が映える!

寄ればボケる

一般的には広角レンズはボケにくいといわれていますが、撮影方法に工夫をすれば広角レンズでもぼかすことができます。

広角レンズでボケを得るには、できるだけ最短撮影距離で撮影をすればいいんです。

ボケは大きなものではないですが、撮影した場所の雰囲気を残しつつ主題を際立たせることができます。

背景をぼかした写真も撮れる

メリットまとめ
  • ダイナミックに撮れる
  • パースペクティブ効果がある
  • 全体にピントが合う
  • 寄ればボケる

広角ズームレンズか広角単焦点レンズか

広角レンズにも、もちろんズームレンズと単焦点レンズがあります。

ここでは、それぞれの特徴について触れていきます。

広角ズームレンズのメリット・デメリット

広角ズームレンズでは、画角を微調整することができるのでさまざまなシーンで活躍します。

単焦点レンズと比較すると明るくない(F値が大きい)ので夜景の手持ちでは、心もとない部分はあります。

ですが、撮影で手前に余計なものが入ったりしたときに、ズームレンズならちょちょっとズームするだけで切り取れます。

広角単焦点のメリット・デメリット

広角単焦点レンズは、ズームができない代わりに明るく(F値が小さい)、描写力が高いレンズになっています。

ズームレンズのような臨機応変さはないですが、夜の撮影で光芒がきれいであったり星の撮影では右に出るものはいません。

今回はAPS-C用の広角レンズの紹介ですが、広角単焦点はフルサイズ用のものがほとんどでレンズ1本あたりの値段も高くなっています。

純正かサードパーティか

先に結論から言うとどっちでも良いです。

TP
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最近はサードパーティ製のレンズの性能があがっています。

少し前までは、サードパーティー製のレンズは、「安くて写りは少し悪め」でしたが最近はサードパーティ製も「安くて性能がいい」レンズと評判です。

サードパーティの特長

やっぱりレンズは純正がいい!って方にサードパーティのレンズについて説明させてください。

写りは十分いい

値段は純正と比較してかなり安くなっていますが、写りは負けていません。

例えばサードパーティの代表格SIGMAレンズならパキパキにシャープが効いた写真が撮れますね。

有名なフォロワー1万人越えのインスタグラマーでさえサードパーティー製のレンズを使っているのを見るとかなり評価されているのがわかります。

オートフォーカスが純正にくらべて甘い

電子機器なので、純正にくらべるとサードパーティがおとる部分も存在します。

特に感じやすいのがオートフォーカスのスピード

純正レンズなら「ピピッ」とすぐピントが合うけどサードパーティなら「…ピ ピッ」って感じ。

コンマ数秒の違いですが、サードパーティを使ってから純正を使うとその差をとても感じます。

純正とサードパーティの違いを把握して買うことが必要

今のところ描写力に関していえば、大きな差がないのが現状です。

また、広角レンズではAFのスピードもそれほど気になりません。広角ではやく動くものをとらないのも気にならない理由の1つです。

レンズを購入するときは、純正かサードパーティで判断せず性能の違いで選ぶ方が重要です。

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広角レンズは、サードパーティでたいへん満足しています。

撮りたい写真で買うレンズを決めよう

広角レンズを買ってとりたい写真ごとにレンズに必要な性能は変わってきます。

高いレンズを買うことがすべてではないので、自分の撮りたい写真がとれる最適のレンズを選ぶことが大切です。

広角レンズで星空をとりたいなら

広角レンズで星空をとりたいのであれば明るいレンズが必須になってきます。

最低でもF2.8は確保しておきたいですね。

同じF2.8でもF1.4のレンズをすこし絞ったF2.8と開放F2.8のレンズでは写りのシャープさに違いがでます。

また、星景写真は「長秒露光×マニュアルでピントを合わせる」が基本なので手振れ補正機能とAF機能の重要性も低めになっています。

あえて手振れとAFを捨てて高画質レンズを選択するのもいいでしょう。

星空をとりたいなら明るいレンズが必要。目安はF2.8!

広角レンズで風景を撮りたいなら

星空と違い風景をメインでとるなら明るいレンズである必要はありません。

基本的に風景はF値を絞ってシャープにとる機会の方が多くなります。そのため無理に明るいレンズを選ぶ必要もありません。

風景をとるときはダイナミックな表現を重視します。35㎜換算で17㎜は確保できるレンズを選択するといいでしょう。

より広角なレンズがあれば明るさは気にしなくていい

広角レンズでポートレートをとりたいなら

ポートレートでは、ピントを合わせることがなによりも重要なので手振れ補正がついている広角レンズを選ぶといいでしょう。

また、一瞬のピントにシビアになるのでAFの速い純正である方が望ましいです。

F値に関して言えば小さい方がボケますが、そもそも広角レンズは寄らないとボケがでないのでそれほど明るいレンズは必要ないでしょう。

AFがはやい純正のほうが望ましい。(サードパーティでも対応可)

APS-C機用広角レンズのおすすめ

解説
焦点距離レンズの焦点距離(画角が決まります。)
明るさレンズの明るさ(例:F2.8)
最小絞り最小絞り(例:F22 )
重さレンズの重さです。
フィルターサイズフィルターのサイズです。
  • 良い点を箇条書きで書きます。
  • 悪い点を箇条書きで書きます。

最後にコメントをつけます。

Tokina11-16mm F2.8

焦点距離11~16mm
明るさF2.8
最小絞りF22
重さ550g
フィルターサイズ77mm
  • 明るい(星が撮れる)
  • AF・MFの切り替えが楽
  • トキナーブルーがきれい
  • 重い
  • 11~16㎜なのでズームの幅がせまい
  • 逆光に弱い

一本持っていれば星景写真から風景、ポートレートまでこなす何でも屋。逆光耐性が少し弱いのが残念。

ですが写真の描写力でがっかりすることはありません。

Tokina 11-20mm F2.8

焦点距離11~20mm
明るさF2.8
最小絞りF22
重さ560g
フィルターサイズ82mm
  • 明るい
  • AF・MFの切り替えが楽
  • トキナーブルーがきれい
  • 上記のtokina11-16mmの進化版
  • 広角トップクラスの描写力
  • 重い
  • 11~16㎜なのでズームの幅がせまい
  • 逆光に弱い(11-16よりまし)
  • フィルター径が大きいのでフィルターが高い

上の11-16の進化系。

対応焦点距離が16→20㎜になって逆光耐性もアップ。写りはAPS-C用広角レンズでトップクラス。

値段が少し高いが性能を考えると妥当。風景からスナップまで対応できる超優秀な1本です。

TP
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愛用しています。いい写真がめっちゃとれる!

SIGMA 10-20mm F3.5

焦点距離10~20mm
明るさF3.5
最小絞りF22
重さ520g
フィルターサイズ82mm
  • F値が3.5通し
  • フルタイムマニュアルが可能
  • 寄ってとれる(最短撮影24㎝)
  • 逆光耐性が良好
  • またしても重い
  • フィルター径が大きい
  • ちょっと古い

少し古いがまだまだ現役の1本。フィルターを追加で買うために費用がかさむのが難点。

フルタイムマニュアルができるので細かいピント調整ができるのが特徴。明るさはトキナーに劣るが値段をかんがえると買いの1本。

SIGMA 8-16mm f4.5~5.6

焦点距離8~16mm
明るさF4.5~5.6
最小絞りF22
重さ555g
フィルターサイズ装着不可
  • 光芒がくっきり
  • 撮れる範囲がめっちゃ広い
  • 8~16㎜と超広角から広角までカバー
  • ゴーストが出る
  • フィルターがつけれない
  • 焦点距離でF値がかわる

広角端が8㎜(35㎜換算12㎜)と異次元の広角レンズ。

風景写真で活躍すること間違いなし。開放でF値が変るのはマニュアルで撮影する人にとってはかなりデメリットかも。

TAMRON 10-24mm f3.5~4.5

焦点距離10~24mm
明るさF3.5~4.5
最小絞りF29
重さ440g
フィルターサイズ77mm
  • 手振れ補正がついている
  • サードパーティの中では軽い
  • 比較的新しいので描写力高め
  • 開放でF値が変化する
  • 四隅のピントが甘い
  • 広角端の歪曲が目立つ

サードパーティ製唯一の手振れ補正つきレンズ、発売日も2017年と新しい。

性能だけを見るとかなり優秀ですが四隅のピントが甘くなるのはちょっと…

それでも新しいレンズということもあり描写力は一級品。焦点距離も10-24㎜と広範囲をカバーできるのもポイント。

レギュラーレンズとしてかなりの戦力になります。

CANON10-18mm f4.5~f5.6

焦点距離10~18mm
明るさF4.5~5.6
最小絞りF29
重さ240g
フィルターサイズ74mm
  • 軽い(230g)
  • 手振れ補正付き
  • 純正なのでAFが速い
  • 絞りすぎると画質低下(F11~)
  • 周辺色収差が多い
  • 暗いので室内や夜には向かない

canonの純正レンズ。

サードパーティと比べて軽いのが特徴、軽いは正義といわんばかりの軽さです。

回折現象(絞りすぎると画質が落ちる現象)や周辺色収差がきになるところではあるが値段もお手頃で手を出しやすい価格設定。

手振れ補正もついていて初心者の広角レンズにはもってこい。

NIKON 10-20mm f4.5~f5.6

焦点距離10~20mm
明るさF4.5~5.6
最小絞りF29
重さ230g
フィルターサイズ72mm
  • これまた軽い
  • 手振れ補正付き
  • かなり寄れる(最短撮影距離22㎝)
  • ゴーストに強い
  • 暗いので夜や室内には向かない
  • 見た目がチープ
  • 旧型カメラには使用できない

nikonの純正広角ズームレンズ。

手振れ補正付きで値段もお手頃、正直nikonユーザーはこれ一択!

暗いレンズなので昼間以外での撮影には適していませんが、それを含めても有り余る性能。

迷ったらまずこのレンズから始めては?

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nikonユーザーはこれで決まり!

SAMYANG 14mm F2.8

焦点距離14mm
明るさF2.8
最小絞りF22
重さ550g
フィルターサイズ装着不可
  • 解像度が高い
  • 光芒がきれい
  • 開放でも十分な描写力
  • AFがない
  • フィルターの装着不可
  • ズームできない
  • 重い(500g超えてくると本当に重い)

唯一の単焦点レンズからのエントリー、中華製レンズメーカーですが写りは抜群です。

電子接点がないのでAFがなく写真データも一切保存されないというデメリットはありますが星景写真用と割り切ると実力のある1本。

MF・手振れ補正なし・単焦点と初心者には扱いづらいです。(でも、これ使いこなせたらかなりレベルがあがります。)

APS-C用広角レンズまとめ

ここまで広角レンズの利点からおすすめのレンズまで一気に紹介してきました。

広角レンズはいままで撮ることができなかった写真をとれるようになるので、1本はもっておけばとても便利です。

最初の標準レンズに飽きた人はこれを機に広角レンズの世界に足を入れてみましょう!!

最後まで見てくださりありがとうございました。

以上「APS-C用広角レンズのおすすめはどれ?|広角レンズのすべてを解説!」でした。

最後に紹介したレンズをまとめて置いたので、興味があるレンズがあれば見てください。